フィリピン入国手続き完全ガイド【2026年最新版】eTravel登録や準備の流れを解説

この記事では、フィリピンの入国手続きの流れ、eTravel登録方法、入国審査のポイントを解説する。複雑な手続きではないものの、あると便利な書類や気にかけておくと安心できるポイントを知っておくと、入国時のストレスを軽減できる。海外到着直後はスマホの電波をつかむまで時間がかかることもあるので、スクリーンショットを撮って活用してほしい。

必須書類

フィリピン入国時に必要な書類は次の通り

  • パスポート(残存有効期限6か月以上)
  • 帰国または第三国行きの航空券
  • eTravel登録(電子入国カード。登録完了後に出てくるQRコードを使う)

1. パスポート(残存有効期限6カ月以上)

どの国に行く場合も、パスポートの残存期間(有効期限までの残り期間)が5カ月未満の場合、入国を許可されない可能性がある。せっかく現地の空港についても、パスポートの有効期限が原因で日本に戻されてしまうのはあまりにももったいない(推測だが、この場合日本に戻る航空券代は本人が持つことになるだろう)。

渡航日と自分のパスポートの有効期限をよく確認し、旅の出鼻をくじかれないよう気を付けよう。

2. 帰国、または第三国行きの航空券

フィリピンに入国する段階で、日本への帰国便チケットや、他の国行きのチケットを確保している必要がある。フィリピン政府からすれば、「フィリピンに着いた後、観光客としてきちんとフィリピンを出る保証が必要(不法滞在せずお帰り)」ということだ。

フィリピン出国便の予約が完了していれば電子情報でよく、紙のチケットを発行しておく必要はない。航空券の予約時に往復券を予約していればそれで十分だ。なお、不法滞在をあまりにも延長していると、最悪フィリピンの入管からブラックリストに認定され、超過月数分のペナルティ料金が加算される。

3. eTravel登録

フィリピン政府が運営する電子入国カードで、手続きはすべてスマホで行える。入出国便情報、宿泊先、日本の住所等を入力し、10分程度で完了できる。

重要なのは、登録完了後に表示されるQRコード。フィリピン到着時の入国審査終了後にこのQRコードを読み取る場合が多いので、出発前に登録を済ませ、QRコードをスクリーンショットで保存することを強く推奨する。

30日以内の観光ならビザ必要なし

フィリピンに30日間以内の観光で訪れる場合、日本人は観光ビザ等いかなるビザも発行しなくて良い。

ただし、観光でも滞在期間が30日を超える場合は、入国管理局のオフィスで滞在延長手続きをする必要がある。フィリピン到着後に延長しても問題なく、入管の拠点はマニラ首都圏の一部ショッピングモールにも存在する。延長手続きや料金については後日別記事で解説する。

フィリピン入国準備のタイミング

フィリピンに渡航する際、入国前と入国時に以下の手続きが必要だ。

  1. 入国3日前:eTravelの登録(https://etravel.gov.ph/
  2. フィリピン到着時:入国審査(空港で実施)

1. 入国3日前:eTravelの登録

eTravelのサイトはこちら→https://etravel.gov.ph/

eTravelは、入国日の3日(72時間)前から登録可能だ。eTravelにアカウントを登録し、求められた情報を入力するだけだが、詳細な登録方法は後日別記事で紹介する。もちろん無料。

家族が旅行に同伴する場合は、同行者情報も一緒に入力できる。(おそらく友人など法律上の関係性がない人は別登録)

2. フィリピン到着時:入国審査

①入国審査カウンター

フィリピンに到着して飛行機から降りたら、そのまま入国審査カウンターへ進む。他の乗客が歩く方向に行けば問題ない。

入国審査はほとんどの場合2分程度で終了する。カウンターのスタッフに呼ばれたら、基本は以下の通りにするだけでよい。

  • パスポートと乗ってきた飛行機の航空券をスタッフにすぐ渡す
  • カウンターに設置されている小型カメラをスタッフが指さしたら、カメラの方をまっすぐ見て写真撮影をする。(真顔。眼鏡や帽子は外す)
  • スタッフがパスポートに入国印をダイナミックに押し、渡したものを返されたら終了。カウンターの向こうへ進む

マニラのニノイ・アキノ国際空港(以下マニラ空港)では、特に会話もなく上記の作業が進む場合が多い。仮に質問されるとしても、旅行目的フィリピンの出国日を聞かれることがほとんどのはずだ。最低限、「Vacation(休暇っす)」の一言や、出国日を英語で言えればよい。

②eTravel QRコード読み取り

マニラのニノイ・アキノ国際空港の場合、入国審査カウンターを抜けるとeTravelのQRコードを読み取るスタッフが立っている。日本でQR決済をする時の要領と同じで、スタッフが小型端末を入国者のスマホに表示されたQRコードを読み取るだけだ。会話も何もなく、3秒の流れ作業で終わる。

スマホで表示できればスクリーンショットで問題ない。空港によって読み取りのタイミングは異なるかもしれない。

③荷物受け取り

入国審査ではないが受諾手荷物(機内持ち込みとは別で預けた荷物)がある場合は、ターンテーブルで荷物を受け取る。なければスルーしてよい。荷物が出てくるまで10-20分ほど待つのが一般的。

④税関検査

最後に税関を通過するが、一般的な旅行客であれば「申告なし」で問題ない。空港スタッフも大体の観光客は税関の申告が必要な物品を持ち込んでいない想定でふるまっており、なんとなく順路を教えてくれる。

持っておくと安心な書類

必須ではないが、おまもり感覚で持っておくといざという時に使える書類。既存のデータや証明書の紙のコピーがほとんどだ。

  • 航空券情報のコピー(チケットではなく、航空会社が発行するA4サイズの旅程表)
  • eTravelのQRコードのコピー(スマホのスクショのをコピー)
  • パスポートのコピー(コピー機で原寸大かA4に収まる程度に拡大したもの)
  • 宿泊先の予約情報のコピー(Agodaなど予約サイトや、宿泊先がするもの。あるいは英語で書かれた予約完了メール)

活用機会はあまりないと思うが、入国審査カウンターで上記の情報を求められたり、スマホが充電切れでQRを読み取れない場合など、もしもの時に活躍するかもしれない。

事前準備をしっかり進めよう

とにかくeTravelを登録し、QRをスクショしておけば最低限問題ない。フィリピン現地、特に到着直後は日本より電波が不安定で、すべての手続きが日本の3-4倍遅いイメージを持っておくと良い。海外観光客のみならず、現地の一般市民も手続きの遅さに不満を持っているくらい、それが普通のことなのだ。

旅の序盤で疲れてしまわないよう、出発前にできる準備は済ませておこう。